ホーチミンの日本人に人気の居住エリア徹底解説

目次

① 1区中心部(レタントン周辺)

ホーチミン最大の日本人街

  • 特徴
     「レタントン通り」周辺、特に「レタントン日本人街(通称:ヘム15B)」は日本食レストラン、居酒屋、スナック、日系美容院・マッサージ店が集結するエリア。短期出張者から駐在員まで幅広く人気。とにかく日本語で完結できる店が多いのが安心。
  • 住宅の種類
     サービスアパート、ホテル型レジデンス、築浅コンドミニアム。

  • 家賃相場(2025年現在)
     1ベッド:1,000〜1,500USD/月
     2ベッド:1,500〜2,500USD/月

  • メリット
     日本人向けの生活環境が完璧に揃う。通勤アクセスも抜群。夜の飲食も充実。日本語OKの医療機関も多い。

  • デメリット
     物価高騰中、家賃もやや高め。生活が「日本人村」的になる。交通量も多い。


② 2区(トゥーティエム・タオディエン)

近年急成長の高級外国人居住エリア

  • 特徴
     2区の中でも特にThao Dien(タオディエン)は欧米人駐在員と日本人家族に大人気。インターナショナルスクールが多く、カフェ文化も発達。緑も多く、ホーチミンの中ではのんびりした雰囲気。

  • 住宅の種類
     一軒家、ヴィラ、高級コンドミニアム(Masteri、Gateway Thao Dien、The Nassimなど)。

  • 家賃相場
     一軒家・ヴィラ:2,500〜6,000USD/月
     コンドミニアム:1,500〜3,500USD/月

  • メリット
     広々とした物件、緑豊かな生活環境。家族向け施設充実。欧米式ライフスタイルに憧れる人には天国。

  • デメリット
     中心部まで渋滞がち。日本食はレタントンほどは多くない。



③ 7区(フーミーフンエリア)

ファミリー向け日系コミュニティの穴場

  • 特徴
     韓国人街として有名だが、日本人家族にも年々人気が高まっている大型都市開発区。公園や遊歩道も多く、子育て環境は抜群。日系の病院・幼稚園・塾もある。韓国・台湾系スーパーも充実。

  • 住宅の種類
     コンドミニアム、サービスアパート、大型高層マンション。

  • 家賃相場
     コンドミニアム:1,200〜3,000USD/月
     サービスアパート:1,000〜2,000USD/月

  • メリット
     安全で清潔、治安良好。大型ショッピングモールが多数。駐車場完備の物件多し。

  • デメリット
     中心部からやや離れており通勤に時間がかかる。夜の飲食は中心部よりやや少なめ。



④ ビンタン区(サイゴンパール・ランドマーク81周辺)

便利さと新しさのバランス重視派に人気

  • 特徴
     ビンホームズ系の大型開発エリア。ランドマーク81(東南アジア一高い超高層タワー)がシンボル。中心部へのアクセスもよく、買い物・娯楽施設も充実。単身駐在員にも家族にも人気。

  • 住宅の種類
     高級コンドミニアム(Vinhomes Central Park, The Manorなど)。

  • 家賃相場
     コンドミニアム:1,200〜3,000USD/月

  • メリット
     最新の高層マンションが多く、セキュリティも万全。日系クリニックも近い。夜景がきれい。

  • デメリット
     レタントンやタオディエンほど日本語環境は整っていない。



⑤ ニュートレンド:Thu Thiem(トゥーティエム新都市エリア)

これからの「新都心」開発中エリア

  • 特徴
     サイゴン川を挟んで1区のすぐ東。2020年代後半から高層オフィス・住宅開発が一気に進行中。日系企業の新オフィスも続々移転。近未来的な都市景観が広がる。

  • 住宅の種類
     高層コンドミニアム(Empire City, Metropole Thu Thiemなど)。

  • 家賃相場
     1,500〜4,000USD/月

  • メリット
     中心部に超近いのに新築高級物件が選べる。街が全体的に新しく、インフラも最新。

  • デメリット
     まだ工事中のエリアも多く、落ち着くまでは若干不便も。生活インフラは徐々に整備中。


 
  初めてならまずは「1区」、家族なら「2区 or 7区」も有力

  • 単身・短期出張なら → 1区レタントン周辺が最も安心

  • 家族帯同 → 2区タオディエン or 7区フーミーフンが候補

  • 将来性・資産価値重視 → トゥーティエム新都市も注目株

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